卵子の細胞膜と油
D15
ブセレキュア19日目
HMG300単位9日目
基礎体温36.35℃
今日もお腹は痛みがあるが、昨日より良くなっている
その代わり、卵巣あたりなのか、違和感というか存在感が…
まぁ、元気にたまごが育っているってことかな
さて、早速昨日の続き
卵子も細胞で、しかも生まれてから新しいものが作られない細胞だから、その細胞をいかに状態を良くするのかが大事だというのが昨日の話
ということで、まずは細胞の1番外側の細胞膜を良くするにはどうしたら良いかを考えていこうと思う
良くする前に、細胞膜の構造について
細胞膜はリン脂質という脂肪の二重膜構造になっている
リン脂質は色々種類があるが、主にグリセリン(またはスフィンゴシン)というアルコールが中心にあってその一方にリン酸、逆側に2つの脂肪酸が結合している
この結合している脂肪酸の種類によって細胞膜の流動性が変わってくる
飽和脂肪酸<単価不飽和脂肪酸<ω6多価不飽和脂肪酸<ω3多価不飽和脂肪酸の順に、流動性が高くなる
流動性が高いということは細胞膜が柔らかいということにつながるらしい
卵子の細胞膜の状態は受精に影響してくると考えられる
硬すぎれば精子が入り込めず、受精しにくい状態になるだろう
では、状態を変えると言われる脂肪酸の種類と、どんな油があるのかというと
①飽和脂肪酸(バター、ラードなど)
a.単価不飽和脂肪酸
・ω9(オリーブオイル、キャノーラ油など)→酸化しにくいので加熱調理に向く
b.多価不飽和脂肪酸
・ω3(DHA、EPA、エゴマ油、アマニ油など)→酸化しやすいので生で摂るのが望ましい
・ω6(コーン油、ひまわり油など)
多価の不飽和脂肪酸は体の中で合成する事が出来ないので、食べ物から摂取する必要がある
摂取するのはω6:ω3=4:1の割合で摂るのが望ましく、厚生労働省も推奨している
しかし、現在日本人はω6を過剰にとっている傾向にある
例えば、加工食品などで成分として植物性油脂と表示されているものはほとんどがω6であり、揚げ物、炒め物で使用されている油もほとんどがω6である
それに反してω3は、魚を以前より摂らなくなって不足する傾向にある
ということは、ω6はこれ以上意識して摂る必要がなく、ω3を意識して摂っていく必要があるということ
つまりは、ω3が足りずに細胞膜が硬くなり、受精しずらくなっているなっている人も増えていて、それを改善するためにはω3を摂った方が良いということ
また、ω6は炎症を強め、ω3は炎症を抑制するので、生理痛がひどい人も意識して摂取した方が良い
摂取量として厚生労働省が推奨している量は1日2g
アマニ油だと含有量がだいたい60%前後なので、1日に3〜4gティースプーン1杯程度かな
サバ100gでDHA1781mgEPA1214mg、さんま100gで1398mgEPA844mg
焼くと20%程度失われるので、サバ100gだと少し多いけど、さんま100gで少し足りない感じ
ちなみに摂りすぎも、心疾患など弊害があるので、摂れば摂るほど良いというわけでは有りません
何事も適量が大切です